御祭神:火結神(ほむすびのかみ)、別名:迦具土神(かぐつちのかみ)
例祭日:6月5日 旧社格:村社
元和9年(1623)飛騨領主金森重頼は八幡宮再興に併せて、高山城鎮護の神として創祀した。
明治40年まで、桜山八幡宮と同一氏子であるが、村社として独立した神社であった。
以後も、代々飛騨郡代は陣屋(代官所)の鬼門封じ、火防鎮護の神として篤く崇敬。
旧高山火消組から続く『飛騨秋葉講』の本社。
御祭神:浪速根子武振熊命(なにわのねこたけふるくまのみこと)
例祭日:4月24日
両面宿儺(りょうめんすくな)討伐に朝廷より飛騨に征討将軍として派遣され、この聖域で両面宿儺討伐戦勝祈願に、應神天皇の御尊霊を奉祀され、当宮を創祀された神。
社殿は平成2年に新築造営。
武勇の神・歯の神。
年の数だけ煎った豆を御供えすると歯痛が治ると言われている。
御祭神: 大物主神(おおものぬしのかみ)、崇徳天皇(すとくてんのう)
相殿:大己貴神(おおなむちのかみ)、少名彦名神(すくなひこなのかみ)
例祭日:9月10日
海上交通安全の神。
相殿の少名彦名神は医療の神で、病気平癒の信仰がある。
社殿の天井に天狗の絵があり、それにロで噛んだ紙を投げつけ、天井につけば病気が全快すると言い伝えがある。
明治初期まで、境内に庖瘡神(ほうそうしん)として祀られ、疱瘡(天然痘)にかかると、疱瘡神に桟俵に盛った赤飯をお供えし、赤い御幣を立てて病気平癒を祈願した。特に抵抗力の弱い子供には、赤い人形を抱かせて回復を祈った。(さるぼぼ人形のはじまり)
明治8年の大火事類焼で、疱瘡神を祀る祠は消失したものの、御神体は無事に避難できた。後の、境内類焼復興計画では、神仏分離の国家政策の影響を受けて、床浦神社として新たに社殿を造営する予定であったが、結局は、琴平神社の本殿にあわせて祀るようになり現在に至る。
琴平神社の天井に描かれた天狗の絵です。
真っ赤な天狗のついたチリ紙が落ちるのは、疱瘡の顔のぶつぶつが取れて(天然痘)の回復を暗示します。
御祭神:倉稲霊神(うかのみたまのかみ)、
相殿:猿田彦神(さるたひこのかみ)
松尾神(まつおのかみ)
例祭日:三月二ノ午日
伏見稲荷大社より勧請。
五穀豊饒・商売繁盛・養蚕・各種産業の神。
例祭日は団子撒きで賑う。
相殿の猿田彦神は、導きの神、明治以前は庚神堂として境内に祀っていた。
松尾神は国土建設と酒造の神。
御祭神:菅原道真公
例祭日:7月25日
宝暦4年(1754)、京都の北野天満宮より勧請。
学業成就の神。
傍らに筆塚があり、筆供養をすると書道が上達するといわれている。